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2005年05月07日

パテをどう使い分けたらいいのか

[ 投稿者 : fratdrive ブログ : [ f ]原動機Blog カテゴリー : スタリオンの旅路 ]

間違いだらけの板金塗装
で反省しまして、パテの種類や選択について調べてみた。

まずプロ用から。二液性ポリエステルパテがメインで、数種類を使い分けてるみたいだ。

ポリパテには大きく分けて2種類ある。ひとつは板金パテと呼ばれるもので、10mmくらいまでの窪みを埋めることができる。これは粒子が粗く、厚付けによるピンホールができやすいので、サンディングした後に粒子の細かいもうひとつのポリパテを付ける。これは3mmくらいまでの窪みを埋めることができる。しかしこちらは窪みを埋めるというよりも、板金パテをサンディングした後、ピンホールやサンドペーパーの痕を埋めるために使うものと考えたほうがいい。
(OT誌 Special Issue September1998 p123 「中沖満講座 塗装」)

次に、具体的な製品について。山屋商店という、ぼくがAGコンビネーションフィラーやシリコンオフを通販購入した塗料屋さんのサイトでは、こんなラインアップ。すべて関西ペイント製。

LUC板金パテ *膜厚20mm以内・厚付け用。(二液性ポリエステル系パテ)
LUC中間パテ *膜厚10mm以内・仕上げとしても使用可能。(二液性ポリエステル系パテ)
LUCポリパテ *膜厚2mm以内・仕上げ用。(二液性ポリエステル系パテ)
AGコンビネーションフィラー *仕上げパテ後の、ピンホールなどを拾い塗りする拾いパテ・スポットパテ。(一液性ラッカー系パテ)

次に関西ペイントのサイトを見てみる。
関西ペイントのラッカー系パテはAGコンビネーションフィラー7のみだ。また、LUCポリパテのほかに、LUCファイナルパテというものもあるが、LUCポリパテとどう違うのか、読んでもわからない。

さてその使い分けだけど、ここを見ると、
鈑金パテ⇒ポリパテ
あるいは、
中間タイプパテ⇒ポリパテ
という感じらしい。とにかく最後はポリパテでしめる、という感じか。

OT誌 No.64 p69には、
(板金パテの)次に関ペのファイナルパテを付ける。ファイナルパテはラッカーパテに代わる仕上げ用パテ。2液性のためラッカーパテのような肉やせがなく、1時間程度で研ぎに入れる。
と書いてあるんだけど、たぶんこれ、ポリパテでもいいんだよね、きっと。

なお、山屋商店のこのページには、
あまり厚みがいらない場合は板金パテとポリパテを没にして中間パテで補っても良い。
ともある。

さて、OT誌 No.50 p89には、プラサフを研いで出たわずかな凹みを仕上げ用パテで修正するというのが出てくる。
写真は今回使用した最終仕上げ用パテ。
として、二液性ポリパテ「ドンマイ903」が。
プロは仕上げにチューブタイプの一液性ラッカーパテを使用することが多いが、我々素人は面倒がらずに二液性のポリパテを使用したほうが無難だ。
ともある。

OT誌 No.56 p92にも、
プラサフの上につける仕上げパテは、微細粒子の二液性ポリエステルパテを使用。ハイビルドタイプのプラサフをドライスプレー気味に塗装すると、ピンホールが出ることがある。これらを研磨でなくそうとすると、その部分が再び低くなってしまう。こうした部分に微細粒子の仕上げパテを入れる。全体にプラサフを入れると、下地研ぎのときに見逃してしまったライン上の小さなゆがみが露呈することがある。こうした細かな個所も微細パテで修正する。
と出てくる。

うーむ。仕上げ用とはいえ、プラサフにポリパテを塗ってもいいんでしょうか。どうもしっくりきませんが、なんせ無知なシロートなんでそれ以上はなんとも。

ドンマイシリーズはこちらに。

仕上げ用パテ(これは狭義のポリパテという認識で良いと思うけど)についての疑問は残るけど、拾いパテに話を進める。OT誌 No.59 p71には、
拾いパテによる修正
として、
グレージングパテは直訳すれば上塗りパテ。ピンホールや細かなスクラッチキズなどを仕上げ塗装前にこれを使って拾う。
とある。役割的にはポリパテとおんなじ気がするし、やっぱりこのあたりはひっかかるなあ。

あともうひとつ。ここには、エポキシ系パテのフリートパテというのがある。
多用途に使え、防錆力に優れたパテ。
と書かれている。
これは、OT誌 No.54 p91にも登場している。
地金の上に最初の1層目として塗布するパテは接着力が強く、機密性に優れたフリートパテがオススメだという。ただしこのパテは非常に研ぎにくいので、(略)そこでフリートパテをプライマーパテとして使用し、その上に研磨性に優れたサクサク削れるパテ(ソーラーの902など)を付け、面出しを行うと省力化になる。
と書かれている。
そういうことらしい。

さてここまでがプロ用。次にアマチュア用。ホルツやSOFT99の製品を、製品の説明書や店頭販促用ガイドブックから。

超軽量パテ(二液性ポリエステル系パテ):少なくともSOFT99のは膜厚30mmまでいけるらしいが。プロ用でも「膜厚20mm以内」どまりなのに。シロートは板金で叩き出せないからということか。それはまあ、そうなんだけど、30mmってすげー凹みだぜ。これだけ凹むと、面積もかなり広大にならないだろうか心配だ。

厚づけパテ(二液性ポリエステル系パテ):膜厚20mmまで。これが、プロ用の板金パテにあたるのだろうか。仕上げ用ポリパテを必ずしも必要としていないことから、中間パテに近いのかもしれないとも思うけど。

うすづけパテ:AGコンビネーションフィラー7とおなじく一液性ラッカーパテ。ホルツうす付けパテ取説にも「超微粒子パウダーを使用したラッカーパテ」と書いてある。深さ2mmまでのひっかき傷やピンホールにとあるから、LUCポリパテ並の膜厚だ。また、用途的にも、仕上げ用ポリパテとダブる。しかし一方で、拾いパテ同様の一液性ラッカーパテでもある。おそらく仕上がりは二液性ポリパテに劣るのだろうが、利便性を優先したのだろう。同じ一液性ラッカーパテということでAGコンビネーションフィラー7をうすづけパテと混同して使ってしまったのだが、それでも、うすづけパテ程度の仕上がりは期待できるか?

結論。
板金パテで凹みを埋め、(仕上げ用)ポリパテで仕上げ、細かいとこを拾いパテで修正ってパターンがいちばんわかりやすいかも。また、プラサフ面の修正にも拾いパテを使ってもいいかもしれない。

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