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2007年08月30日

熊谷市は“日本一暑いまち”からの脱却を!

[ 投稿者 : fratdrive ブログ : [ f ]ご当地エクスプローラ カテゴリー : 埼玉県 ]

さる8月16日、国内の最高気温を74年ぶりに塗り替える40.9度を岐阜県多治見市とともに観測、「日本一暑い街」としてすっかり全国区となった熊谷市。熊谷ブランドのかき氷「雪くま」の販売店に客が殺到し、「四時間で百三十食を販売し、氷に掛けるシロップがなくなりそうになった」(翌8月17日付の埼玉新聞)だとか、「あついぞ!熊谷Tシャツ」がバカ売れ、16日と17日で計500枚を売って完売になった(8月18日付のスポニチ)だとかの大騒ぎだったわけですが、あれから2週間。

暑さも和らいだ29日の定例記者会見で熊谷市の富岡清市長は、
“日本一暑い街”を逆手に取った活性化事業「あついぞ!熊谷」は引き続き継続しながらも、「今後は温暖化防止対策、熱中症防止対策にも力を注いでいきたい」と語った。
日本一暑い街で温暖化対策も(東京新聞埼玉版8月30日)
…のだそうです。熱中症防止対策はわかりますが、温暖化防止対策って何でしょうね。

具体策について市長は検討中としながらも「屋上庭園を広げたり、水まき運動の推進などが考えられる」と語っているそうです。打ち水をいくらやっても付近が一瞬涼しくなる程度ではないかと思うのですが。

ところで“ライバル”の多治見市は「高気温対策会議」というのを開いていて、
市が登録者にメール配信している熱中症注意の呼び掛けを、注意報と警報の二段階にする案は、来年夏までに基準温度を決定し、基準を超えた場合は「厳重警戒情報」などとして提供していくことにした。
市内の気温を下げる方策では来年度以降、学校施設の壁面緑化や噴霧装置の設置、公園の水辺づくりなどが提案された。市街地に農業水路を復活させたり、水路のふたを格子状にして水の流れを取り入れたりする案もあり、可能個所の調査を進める。
中日新聞岐阜版8月28日
かなり具体案が出されているようです。

八木橋百貨店の入り口には温度計の形をした看板が設置されていますが、
連日の猛暑で、テレビや新聞に再三この看板を取り上げられ、「PR効果はあった」と同店の担当者。「『あついぞ!熊谷』もこれで全国区になった」
暑いまち 戸惑いも 熊谷で国内最高40.9度(埼玉新聞8月17日)
というように、名実ともに「日本一暑いまち」となったいま、今後はぜひとも「猛暑の傾向と対策」に力を注いでほしいものです。じゃないと、また「はしゃぎすぎだ」と抗議のメールが来てしまいますよ〜:ase:

傾向:暑くなるメカニズムを解明

熊谷市は2004年に真夏日の日数が国内最多の年間77日を記録し、そこから「あついぞ!熊谷」キャンペーンが始まった(読売新聞埼玉版8月17日付)らしいのですが、熊谷が暑くなる原因についてはまだはっきりと解明されていないようです。
都心の滞留した熱気が東京湾からの風で運ばれる。そこへ秩父山地を越えて暖められた風が重なり、気温が上がるという見方が有力だ。
荒ぶる熱波(朝日新聞埼玉版8月17日)
と、東京のヒートアイランド現象との関連がよく言われますが、これとて、「…という見方が有力」なだけで。どこか研究機関と連携して、きちんとしたメカニズム解明をしたらどうでしょう。

水田がヒートアイランド抑制という話もありますし、水田、水辺、水路あたりは重要かもしれませんね。

対策:“暑さ対策も日本一”の街に

8月17日付の読売新聞埼玉版曰く、
河原で涼んでいた主婦(33)は「猛暑が日本一なら、暑さ対策も日本一のまちになってほしい」と話していた。
確かに。たとえ猛暑だとしても、快適に暮らせる工夫や知恵があればいいわけで。地球温暖化が不可避であるならば、その工夫と知恵は、地球規模で人類に貢献できるものになるかもしれません。

たとえば暑さ対策グッズの一大拠点を目ざす、なんてどうでしょう。熱中症対策として話題になったグッズに、冷凍リュックや遮光パラソル熱中飴、はたまた広がる男の日傘なんてのもありました。このようなグッズを市内業者で独自開発して「あついぞ!熊谷」ブランドで売り出すとか。独自開発でなくても各地から集めて「熱中症対策フェア」みたいなことでもいいかもしれません。また、暑さ対策のポータルサイトを立ち上げて情報発信をするとか。「暑さのことなら熊谷市」というようなブランド力を高めていったらどうでしょうか。

「日本一暑い街からの脱却」を、今後の熊谷市には期待しています。

■おまけ・その1

"日本一暑いまち"の座をめぐって」では同じ埼玉在住ということで熊谷を強力にプッシュしていましたが、日本一の座を射止めたその日、ぼくは残念ながら40.9度を体感することなく、実家のある愛知県に帰省していました。しかもなぜか熱中症で倒れてまい。。。いやー怖いですね熱中症。

んでその翌日、愛知万博跡地のモリコロパークに遊びに行ってました。「あついぞ!熊谷」Tシャツをたまたま着ていたら、知らない方から話しかけられてビックリ。熊谷が全国区になったことを愛知の地で実感しました。みんなテレビを観たんですかね。ぼくは朦朧と床に伏してたんで、よく知らなかったのですけど。

で、“植木モリコロ”の前で記念写真を撮りました。…このTシャツ、なんか熊谷市の回し者っぽくないですか?

ついでに8月11日に行われた熊谷花火大会のムービーを。八木橋提供のスターマイン、アングル揺れまくり&撮影者うるさすぎのプライベートビデオですがそれでもよろしければご覧ください。


■おまけ・その2
館林市観光協会と茂林寺商店組合(川島正夫組合長、十四店)は二十三日、前日に館林の気温が全国一になったのを記念して、茂林寺を訪れた観光客に館林名物のうどん(乾めん二百?)二百一袋を配った。
暑さを逆手にとって「日本一暑いまち・館林を売り出していこう」と今月七日から三十一日まで実施。気象庁のデータで館林の気温が全国一の暑さを記録した翌日に、“日本一”に語呂を合わせた二百一袋を、参道の土産物店や商店が観光客一人に一袋ずつプレゼントしている。
今回は二十二日に三八・七度を記録、四〇・二度を記録した十五日に続き、期間中二度目の全国最高となった。
「日本一暑い」館林をPR(上毛新聞8月24日)
日本一の座奪われる--。16日、岐阜県多治見市と埼玉県熊谷市で最高気温40・9度を記録し、これまで国内最高だった山形市の40・8度(1933年7月25日)を上回った。記録更新は74年ぶりで、市民からは「ちょっぴり残念」との声が漏れた。
中心市街地の活性化を図る市民団体「まちコン山形」は、7月25日を「日本一暑い夏」と名付け、温暖化防止の呼び掛けなどを目的に、昨年から打ち水イベントを実施。企画した井上貴詞さん(26)は「キャッチコピーが使えなくなり残念。今後は、多治見、熊谷市さんに呼び掛け、イベントの規模を拡大させたい」と話していた。
最高気温:74年ぶり、山形の記録が破られる 岐阜と埼玉で40.9度 /山形(毎日新聞山形版8月17日)


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