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2005年08月05日

現役水車を探しに、盛夏の那須へ行く

[ 投稿者 : fratdrive ブログ : [ f ]ご当地エクスプローラ カテゴリー : 関東 ]

ネタ元は第11回(平成14年度) 「美しい日本のむら景観コンテスト」。那須町観光協会に聞くと、「成沢そばと言って、この辺では有名ですよ」という。豊原鈴木製麺所という製麺所の製粉用水車。東北本線・豊原駅のすぐ近くで、駅から見えるという。昨日、見に行った。



しかし残念なことに、水車は回っていなかった。80歳になるというご主人に聞くと、7年前、平成10年の那珂川氾濫であたり一帯が浸水、それ以来動いてないのだという。

水車が稼動を止めたあと、動力で製粉をしている。近所のスーパーや道の駅、それにお得意さんには宅配もしているとのこと。以前はかなり有名だったようで、テレビ番組でもしばしば紹介されたとのこと。永六輔氏の色紙が居間に飾ってあった。

突然たずねたにもかかわらず、いろんなお話を伺うことができた。とても品の良いご主人だった。画家の寺島脩治氏が泊りがけで水車の絵を描いた昔話を、奥さんともども、懐かしそうにしていたのが心に残った。絵が2枚飾ってあったが、いずれも5〜10万で購入したのだという。

その後、ご主人に教えられた最寄の道の駅「東山道伊王野」へ。ここで、ご主人が作っているうどんとそばを買ったのだが、来てみてびっくり、でかい水車が回っている。


水車小屋では石臼でそばを挽いている。ここで打ったそばを併設の食事処「水車館」で食べてみた。おいしかった。すぐ外では水車が回っている。

ただ、水車はもっぱら観光用で、石臼を回すには動力を使っている。

この道の駅(と水車)ができたのは5年前。水害で鈴木製麺所の水車が止まった2年後のことになる。長年、製麺で働き続けてきた古い水車が止まった一方で、観光用の水車が回りだし、手打ちそばを観光客が食べる。

家に帰り、晩飯は鈴木製麺所のうどんを茹でて食べた。ご主人が昔ながらの機械で作り続けている乾麺のうどんは、やや細め。コシがあって、ものすごくうまかった。

製麺所の奥さんは、「若いひとは食べ方が変わったからね」と、しきりに言っていた。それは、いまの生麺ブームのことを言っているのだろう。たしかに生麺はうまい。でも、それに負けず劣らずにおいしい乾麺がある。田舎の小さな製麺所で、家内制手工業で細々と作り続けてきた、昔ながらの機械作りの麺。

いろいろ考えながら食べすぎ・飲みすぎで、グロッキーした昨晩でした。

以下、おまけ。

すげー田舎にある無人駅の豊原駅。ここに辿り着くまでも、「これぞまさに日本の田舎」って感じの景観が次々と。駅から水車は見えなかった。



豊原駅にて。現在ぼくのアシとして動いてくれているドミンゴは、こういう田舎の景色にぴったりマッチする。控えめ加減が好ましい。


年季の入った機械。こういうたたずまいが好き。



田んぼで米を作りながら、製麺所を営む。麺は乾燥室で乾かすが、天候がよく人手のあるときには、ここに干すのだとか。乾燥半ばの麺と出荷用のとでは、ぼくには食べてみないとその違いがわからないけど、ご主人は、さわればわかるという。上手に乾燥させないと「麺が暴れる」とも言っていた。色々と教えていただきました。


出荷用のうどんとそば。


帰路、交差点角に発見。りんどう湖ファミリー牧場、全日本かかしコンクール出展作品だそうだ。何故、となりに野菜直売所が??


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