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2009年01月31日

お金を払ってでも受けたい研修〜限界集落のブランド米「神子原米」(羽咋市)

[ 投稿者 : fratdrive ブログ : [ f ]ご当地エクスプローラ カテゴリー : 甲信越・中部 ]

 良質コシヒカリ「神子原米」を核とした地域おこしに取り組む羽咋市神子原地区を訪れる今年度の視察者が三十日までに、千人を突破した。案内する同市は資料代として一人千円を徴収しており、今年度の資料代も百万円を超えた。農水省のホームページで「お金を払ってでも受けたい研修」とPRされ、視察者は厳冬期も一向に減る気配がないようだ。
 視察は現地の神子原公民館を中心に行われる。市一・五次産業振興室の職員が「神子原地区総合戦略 過疎・高齢化限界集落だからできる協働作戦-ブランド米づくりへの道のり」と題し、約五十ページの資料を使って説明する。
 視察の人気は、地域おこしの戦略が包み隠さず披露されることにあるという。同地区では四年前から▽ローマ教皇への献上など神子原米のブランド化▽空き農家・農地情報バンクによる就農者の呼び込み▽人工衛星を使った米の食味判定―などの戦略を次々に繰り出した。その結果、高齢化率が低下し、月額三十万円を売り上げる農家を生みだし、同地区の農産物直売所では年間六千八百万円を売り上げている。
 同室の高野誠鮮総括主幹は「今後も羽咋で一番厳しい環境の農村から日本で一番大きな提言をしたい」と意気込んでいる。
[ 「お金払ってでも受けたい」 「神子原研修」に1000人 - 北國新聞1月31日 ]
記事にあった「農水省のホームページで「お金を払ってでも受けたい研修」とPR」だけど、所在を確認できませんでした。

約1年前の記事も紹介。
 緩やかな傾斜に棚田が広がり、清らかな水が流れる石川県羽咋市神子原(みこはら)地区は、約1000人いた住民が15年で半減、人口の約半分は65歳以上という“限界集落”だ。この地でとれるコシヒカリ「神子原米」が、富裕層向け雑誌で紹介されるなど、ブランド米として注目を浴びている。
 昼夜の大きな気温差と清流が生み出す上質品として地元では古くから知られていた神子原の米を、全国ブランドに育てる試みが始まったのは平成17年。同市1.5次産業振興室の高野誠鮮主幹は「農業が職業の選択肢になれば後継者も続く。宝はもともとあるのだから、あとは売り込み方だった」と振り返る。神子原の農家と会合を重ね、ブランド化戦略を練った。
 影響力のある人に食べてもらおうと「神子原」の地名にちなんで、東京のバチカン大使館を通じローマ法王へ献上。ユニークなPRが功を奏し、テレビなどでも取り上げられると、放映直後から生産農家などに問い合わせが相次いだという。
 17、18年とインターネットや東京の大手デパートで販売、計約1400俵(8万4000キロ)を売り上げた。今年は金融資産1億円以上の富裕層をターゲットとする雑誌で、プライベートジェットなどとともに5キロ3500円(原価)の神子原米が紹介された。
 19年7月には同市神子原町に、地元農家などが株主となり、神子原米のほか、もちなどの加工品を販売する農業法人「神子の里」がオープン。「年間を通して味が変わらない」といった評判が広まり、駐車場には県外ナンバーの車も多く並ぶ。
 この2年間は在庫切れが続き「幻の米」とも言われたが、生産者の一人近藤宣利さん(66)は「信用を得るのは難しいが失うのは簡単。無理に生産を拡大して味を落としたくはない」と冷静だ。
[ 人気沸騰 限界集落の幻の米「神子原米」 - MSN産経ニュース石川版2007.12.26 ]
素晴らしい取り組みだと思います。

ただ、ブランド化は伝家の宝刀ではないと思う。ある意味バブルで、リスクもある。とくにテレビに取り上げられることは劇薬。できれば危険な賭けに手を出さず、地道な努力の積み重ねで結果を出したほうがいい。…理想論かもしれませんが。

最後の生産者のコメントを読む限り、神子原地区にはそんな心配は無用でしょうけど。

それにしても羽咋市。「UFOの町」というユニークな印象だけがありましたが、興味深いところですね。

■関連記事:
米の食味が人工衛星や無人ヘリで測定できる時代
[石川県]UFOか?金沢で不思議な物体撮影

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at 23:01:36 | この記事のURL |


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