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2008年09月16日

会員制の魚屋「浜どんど」

[ 投稿者 : fratdrive ブログ : [ f ]ご当地エクスプローラ カテゴリー : 関東 ]

面白い。

信頼できる魚屋なら固定客になるし、お任せでいい魚を届けてくれるなら、今日は何にしようかなと考える手間も買いに行く手間もないから便利。

魚は(野菜も)結局は漁師とか魚屋とかの「個」に対する信頼がベースで、工場生産の規格品とは違う。「個」の信頼をベースにした商売は古くて新しい。生産者と消費者という対立的な構造じゃなくって、消費者は定期購買という形で生産者の安定供給を支えている。…ま、生協はもともとはそうだったんだけど。

体温が届く範囲内、適正規模のコミュニティが、いわゆる持続可能な社会のベースではないかと思ったりもする。ともかくも、魚屋に限らずビジネスモデルになるのでは。店長の川瀬さん、かなりしっかりした哲学をもってこの商売を立ち上げたと見た。
 売り場を持たずに、“一級品”の鮮魚を市場や漁港で仕入れ、下ごしらえをして客に届ける魚屋がある。その魚屋の名は「浜どんど」。店長の川瀬輝雄さん(70)は横浜市鶴見区の自宅庭に造った小屋でときには客と活魚を味わいながら、魚談義を楽しむこともある。既成概念にとらわれない売り方について、「ほかの魚屋のビジネスモデルになれば」と話している。
 川瀬さんは大手ビール会社を定年退職後、自宅庭に調理場や冷蔵庫を備えた「魚のアトリエ」と名付けた小屋を構え、二〇〇六年十二月に念願の魚屋を開業した。
 魚屋といっても、店先に魚が並ぶわけではない。営業日は週二日。市場や漁港で買い取った魚を固定客に届ける会員制。基本的に魚種の注文は受け付けない。すべて川瀬さんが選んだ「お任せ」で、「常に新鮮でおいしい魚を保証すれば、客も信頼してくれる」と語る。一人一食分の目安は六百円だが、魚種は年間四十種類にも及ぶ。
 「お任せ」にする以上、消費者へのきめ細かいサービスを欠かさない。毎週届ける魚には産地、漁獲方法などと調理方法のポイントを記したメモを添える。「魚のアトリエ」で、客にさばき方を指導することや魚談義を講じることもある。顧客は現在、八家族計十八人。各家族に毎回二食分の食材を用意する。
 最近では市場関係者から鮮魚流通の現状についての講演依頼を受けることもある。「生活様式が変わる中、待ちの姿勢で魚屋を構えても厳しい。この方式が他店の参考になれば」と、川瀬さんは言う。
会員制の魚屋「浜どんど」/横浜で地道に新ビジネス(神奈川新聞2008/09/07)


■関連記事:ある魚屋さんの閉店(通りすがりではない消費者)

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at 11:56:18 | この記事のURL |


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