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2009年05月01日

地域おこしの秘策はディズニーランドにある?(福島県田村市)

[ 投稿者 : fratdrive ブログ : [ f ]ご当地エクスプローラ カテゴリー : 北海道・東北 ]

おととい、家族を連れて福島県の田村市というところに行ってきました。

そもそもは、ネット上で知り合った方(つまりはマイミクさん)が、地産地消の居酒屋さんを期間限定でオープンするというので、それに馳せ参じる目的だったんですが、家族連れってことでいろいろオプションもつけての行楽に。

最初に行ったのは、磐越道の船引三春ICを降りてスグ、丸信ラーメン船引店。マイミクさん動画でいつもここのお兄ちゃんの笑顔を見てたんですが、行くのは初めて。「いつもテレビで見てる芸能人に会っちゃいました」的な感じも味わったりして、家族全員で「マイ箸ラーメン」をいただきました。うまい。あっさり系スープも、もちもちっとした太めのちぢれ麺も好み。ちょっと佐野ラーメンに近いテイストかな。お腹いっぱい、ごちそうさまでした。「セルフレジ」にはドキドキしちゃいました(^_^;)。

その後、マイミクさんに「お人形様」をご案内いただきつつ↓。


しいたけ農家さんのところにおじゃまして、原木シイタケ摘みをさせていただきました。ま、シイタケ狩りなんですけど、観光農園じゃありません、れっきとした出荷用のです。しかもハウス栽培じゃなくて露地栽培です。うちの次男坊がキノコ好き(=別名きのこ君)だとゆーことで、特別にお取り計らいいただきました。いや〜でかい&肉厚!ちょうどマイミクさんが以前作った動画がありました。こんな感じで摘みました。


子どもたちは狂喜乱舞しつつ大量のシイタケを収穫。3キロ(!)を破格のお値段でいただきました。(…帰宅後にぐぐって破格値と知りましたが、本当によかったんでしょうか?ともかくも、ありがとうございました>宗像さん!)

次に向かったのはこどもの国ムシムシランド。ここは阿武隈山系を一望できる絶景ポイントです。なんつーところに遊園地を作ったんでしょうか。


300mもの長〜い滑り台、ビートルスライダーを楽しみました。ヴィーガント社(Wiegand社?ドイツ)製のそりにまたがり、ブレーキをかけながら滑ります。その気になればジェットコースター並みのスピードが出るようですが、そんな勇気はございません(*_*)。


係のおじさんにブレーキのかけかたを教えてもらっている絵。


ひとしきり遊んだ後、船引駅に行き、マイミクさん居酒屋「おーるたむらin堀田屋」へ。子どもたちが昼に摘んだばかりのシイタケを炭火焼きでいただき。うわお。ジューシー激ウマと言ってしまうのが申し訳ないぐらいにうまい。


山菜の天ぷらも、都路のベーコンも、丸信さんのチャーシュー丼も、みなおいしくいただきました。ごちそうさまでした。

さて。この「おーるたむらin堀田屋」は、UDCT田村地域デザインセンターの「田村の五月祭」関連イベントらしいんです。で、田村地域デザインセンターというのは要するに地域おこしが目的なんです。田村市に限らず、全国いたるところで地域おこしが重要課題になっているわけですが。

今回のあわただしい日帰り行楽を通じて、ぼくの印象に残ったものは何かといいますと、それは出会った方々の笑顔でありました。丸信ラーメンのお兄ちゃんの笑顔、シイタケ農家のおじさん・おばさんの笑顔、ムシムシランド係員のおじさん達の笑顔、そして「おーるたむらin堀田屋」でおいしい山菜天ぷらを作っていただいた方の笑顔。

そういえば、ふだん都会ではあまり笑顔って見ませんね。もちろん、知った顔同士なら笑いますけど、あとはせいぜいマニュアルな(=オートマティックな)「スマイル」ぐらいではないでしょうか。見知らぬ人との対面を大量に処理しなければいけない大都会、笑えったって無理ですからね、心底の笑顔なんて大量発射できないですから。

田舎には、何もなくても笑顔がある。もちろん、何もないということはなくて、今回堪能したように、おいしい食べものも、素晴らしい景観もあるわけですけど、それらの魅力を下支えしているのが、そこで出会った人たちの笑顔、ってことではないでしょうか。なので、地域おこしは「笑顔」を核にしていったらどうだろうかなあというのが、今回ぼくが感じたことです。

…ここまで考えたところで、ディズニーランドのことを思い出しました。学生時代、ぼくは東京ディズニーランドでバイトしていました。ほぼ、オープン当時のことです。ウォルトディズニーの理念からひととおり叩き込まれてから現場に出たのですが、あそこでは笑顔が基本で、IDカードも笑顔で撮ります。従業員をキャスト、客をゲストと呼び、掃除のお兄ちゃんすらもエンターティナーと化した劇場空間がディズニーランド、というのはよく知られた話ですが、そのコンセプトを地域おこしにも活かせないかなあと思うんですが、どうでしょう。

ディズニーランドがいくら完璧に演出された劇場空間だといっても、要は巧妙な作り物だし、そこで味わうのは架空の体験。いっぽうの田舎は本物。ディズニーランドの理念やノウハウ(の一部)をうまく導入すれば、一見なにもないように見える田舎をディズニーランド以上の劇場空間(?)にできるような。

追記2009-05-02 08:06。私案つづき。

「共有」「設計」「運営」の3つに分けてみる。

1.共有

ぼくがTDLのバイト研修でウォルトディズニーの理念から叩き込まれたように、価値観とかの共有が必要。地域のキャスト役みんなが話し合うなどして、地域の価値に関する認識や、ゲストへの接し方などを共有しておく。

2.設計

地域の魅力を俯瞰するためにも、じっさいに地域内を巡るためにも、地域全体のマップが必要。TDLのように、いくつかの特色あるゾーンに分けるといいだろう。ゾーンごとに、目印や駐車場のついた拠点がほしい。また、拠点は有人がいい。自動販売機ではなく手渡しのジュース売り。地産地消の屋台風軽食販売。ひと休み&語らいのベンチ。また、「アトラクション」にあたるものも。体験型、ということになろうかと。佐久島の「おひるねハウス」みたいな施設も面白いし、冒険の要素もいい。

3.運営

各拠点を中心にしてマップを配布。回遊の仕組みも考えたほうがいいだろう。スタンプラリーは思いつきやすいが陳腐か?回遊ツールとしてのシティコミュータ的なものもあるといい。拠点から、レンタサイクルやベロタクシー(自転車タクシー)などを使ってスローな回遊のイメージ。いま、全国の道の駅には平日でも定年退職組のドライブがたくさん。彼らが一日かけて回る仕掛けを作れないだろうか。日帰りであっても通過ではなく滞在。地域への理解が深まれば商品購入率、リピーター率も高まるだろう。地域活動への参加も望めるかもしれない。

おまけ

地域のキャスト役はエモーショナルな存在だから、エモーショナルな呼びかけが有効。その意味で、(テレビによく似た)親近感や既視感を与えられる動画は有効な広告手段。

※タイミング悪いですがこの記事は「最後のパレード ディズニーランドで本当にあった心温まる話」の盗用問題とはまったく関係ないです:ase:

■関連記事:地域マップと回遊の仕組みの好例、塩釜「しおナビ」

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