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2005年10月12日

マルチメディアブログとは?

[ 投稿者 : fratdrive ブログ : [ f ]ふらっとどらいぶログ カテゴリー : テレビ◎ネット ]

ここ取材屋.comは、「マルチメディア取材ブログ」と謳っています。「取材屋.comに新装開店」には、
素材を、テキスト、静止画、音声、動画を問わず、多彩かつ柔軟な手段でブログ上に構成していきます。
と説明しています。マルチメディアブログ、というのは僕が勝手に作ったコトバなので、他に何かいいワードがあれば、置換したいところです。
以下、その暫定名称「マルチメディアブログ」とは何かについて、遅ればせながらの説明です。

こちらにもちょっと書いたのですが、インターネットでの表現手段は、テレビ(=映像)やラジオ(=音声)、活字(=文字+写真)といった従来メディアのように固定していません。ときにテレビ的だったりラジオ的だったり活字的だったりと、柔軟性に富んでいるのが特徴で、それがネットコンテンツの強力な武器ともいえます。

以前、「インターネットコンテンツらしい作品」について考えたことがあったのですが、そこで書いたオープンな形ということに加えて、表現の形も、従来メディアが生まれながらに背負っていた表現の制約にとらわれることなく、テキスト、静止画、音声、動画など、なんでもありの自由なメディア空間を構成したい。

なおかつ、ブログというツールを使うことで、コメントやトラックバックでつながっていく、広がっていく。

マルチメディアブログとは、そんなイメージです。日々の日記としてのブログではなく、コンテンツ・マネジメント・システム(CMS)としてのブログによって、コンテンツ制作プロセスを効率化できるばかりではなく、ポッドキャスティングなど新たな可能性にもつながっていけます。

動画収録をメインに取材をする点では、テレビに似ていますが、アウトプットとしてそこから音声、静止画、文字を吐き出し、web上に再構成する点が異なります。また、構成コンテンツとしては、動画はあくまでサブ的な扱いになります。だって動画見ないもんね、よっぽど気になる映像でなければ。

ネット動画は扱いが難しいです。尺が長いと制作に時間がかかり、サーバー容量を食うばかりか、そもそもユーザーは見る気がしない。せいぜい3分程度。それでもよほどのモチベーションがないと、わざわざ「再生」をクリックする気にならない。めんどくさいから。

だから、動画の中身をバラして外に出し、それをhtml上に再構成してしまえ、というのが基本的な考え方。インタビューはテキストに書き出せるし、音声を流し聞きでも雰囲気は充分つかめる。ひとの顔、現場の雰囲気、決定的ショットは静止画でいい。動画切り出しでも、別途デジカメ撮影でもいい。そうやって中身をバラした上でもなお、動画でないと表現できない部分を動画で載せる。

ユーザーは、普通のブログみたいにテキストを読み、静止画を見るだけでもだいたいわかる。音声を流しながら読めば、もっと雰囲気が伝わる。文字面だけでは読み取れないニュアンスなんかも、音声ならつかめるだろう。もっと知りたければ動画を見る。表情もわかる、動きもわかる、現場の感じもつかめる。

つまり、ユーザーの行動は3ステップ。
ステップ1:文字+静止画でざっと俯瞰。
ステップ2:音声ながら聴取で、現場リアル感をつかむ。
ステップ3:ポイントだけ動画で見る。
どのステップまで進むかはユーザーの自由。

要点だけのつまみ食いでもいいし、ポッドキャストだけでも、動画を見るだけでもいい。さらに、テキストから動画まで、マルチに何度でも味わうこともできます。自由なんです。楽しいと思うんです。

なお、自作飛行機「ウルトラクルーザー」取材記は、マルチメディアブログの具体的なサンプルとしての意味合いも含めて作ったものです。取材収録時はそこまで考えてなかったこともあり、マルチな魅力を表現しきれているとは思いませんが、雰囲気はわかっていただけるのではないかと。

また、この発想はもともと、「TV番組をネットに流すにはどうしたらいいのか」というところから生まれたものです。テレビ番組のネット向け二次利用にも、こうしたやり方は使えるはずです。

■追記:約1年前、2004年10月21日にほかで書いたもの。参考までに以下転載。

映像制作者にとって、取材対象を撮影しそれを伝えることで自分を表現することが最大のモチベーションではないかと思いますが、考えてみれば、それはブロガーのモチベーションと変わりません。ブログがトラックバックやコメントでつながっていくように映像もつながっていく仕組みができれば、その関連づけられた構造全体が「インターネットだからできるコンテンツ」になるのではないでしょうか。あと、ネットで公開するのであれば、映像作品としてパッケージにするのではなく、素材をhtmlで構成したほうがよいと考えています。たとえばテレビの場合、決められた尺にパッケージ化しないと送出できないので、いわば義務的にパッケージ化しているわけですが、ネットではそうした制約がないので、もっと自由なやり方があっていいと思います。時間軸に沿ってオープニングからエンディングまで見るという制約から離れて、たとえば、動画素材、ナレーション的テキスト、決定的瞬間の静止画などをhtmlで構成して、見る側はそれをつまみ食いしていくような感じです。映像作品はもともと、そうした素材の構成物なので、既存の作品もそうやって分解してネット上に再構成することも可能だと思っています。というか、テレビをどうネットで見せていくかというところから生まれた発想ですが。

■追記2 by 2006.9.5 21:22
さいきんどうも、トラバを宣伝ツールに使う人が多いみたいなんだけど、ユーザーにどういう印象をもたれるか、考えたうえでやってるのかなー。ま、↓は消さずに残しておきます。近頃とてもこまっている膨大なスパム爆弾を(たぶん機械的に)打ってくる人も、数の大小はあれども動機は一緒。自分のことしか考えてないよね。。。

⇒この記事をふくむカテゴリー [ テレビ◎ネット ] もどうぞ。
at 17:43:20 | この記事のURL |


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