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2004年12月30日

第7回 川の日ワークショップ haruchiroのレポート

[ 投稿者 : haruchiro ブログ : [ f ]ふらっとどらいぶログ カテゴリー : news ]

そもそも川と聞いてイメージする物は何だろう、と考えてみた。目を閉じて、頭の中で川をイメージして見る。川と言っても、そこからイメージするものは人それぞれ全然違うと思うけど、私の場合、川と言えばまず、山の中にある様なせせらぎを思い出す。周りは深い緑に囲まれて、その間から太陽の光が差しこんでくるような川。映画や冒険物語に出てきそうな、とにかく四方八方緑に囲まれた川。家の近くに川が無いどころか、ずっとマンション住まいだった私。川と言うと、近所で遊ぶ場所というよりも、遠足や旅行に行った時のイメージが先行するのだ。普段から自然と触れ合う機会があまりない子どもの方が、逆に自然のイメージを美化してしまうのかもしれないと、自分を振り返ってみてそう思った。


では、今実際に存在する日本の川は、どんな状況にあるのか。私が頭の中でイメージするような、全てが自然に囲まれた様な川でも、何かきっかけがあれば一瞬で姿を変えてしまう。では何がきっかけとなって、どんな風に変わるのか。人々はどう受け止めて、実際に何をしているのか。そもそも今まで川とほとんど接点が無かった私は、今回のワークショップをキッカケにして、頭の中でイメージする川だけではなく、今現実にある川に目を向ける様になった。


ワークショップでは、いい川づくりをしている団体を選ぶのだが、一次選考となるアピールポイントはわずか3分間。短い時間なだけに、どこのグループもインパクトを狙ったものが多いと思った。(movieで紹介されている5つのグループしか見ることができなかったのだけれど。)このワークショップへの参加は、選ばれるというところにあるのか、それとも、自分が活動している川の良さを伝えるところにあるのか。それが、この一次選考を見るだけではよくわからなかった。


この人達(参加者)はどこまでその川に愛着を持っているのだろうか。演出ばかりが先行している発表を見ていると、そんな疑問まで出てきた。そこで、私が見た4グループの発表者に、こっそり突撃インタビューを決行してみた。トイレから出てきたところを狙ってみたり、休憩中に後ろからいきなり話しかけてみたりと、相当あやしい行動だとは思ったけど、「ちょっとお話を聞きたいんですけど」と言うと皆快く応じてくれた。選考とは全然関係ないからか、全く緊張の表情はなくて、むしろ発表時よりもイキイキした表情で話してくれた。「今回が初めての参加で緊張した」と話してくれた日の川水辺の会のおじいさんが、見事一次選考で入選されていた。


この時点で、やっぱりこのワークショップの目的は、選考だけではないのだなと思う様になってきた。そしてその夜行われた敗者復活大会を見て、その思いがもっと強くなる。参加者全員が集まるというだけあって、会場は熱気であふれていた。発表する側と、それを見ている人達が一体となってこの雰囲気を作っている気がした。おいしそうなゴハンがずらりと並んでいることもあってか、復活戦なんていう名前のわりには何だか和やかムード。皆その場その時間を楽しんでいる様に思えた。小学生の子どもたちは、友達と一緒に川で活動するのが楽しいと言っていた。川をキレイにするということが目的だとしても、楽しむという気持ちが無ければ続かない。川での活動が楽しいと話してくれた子どもたちは、川の掃除をしながらも、川遊びをしている様な気分を味わっているのかもしれない。


ここでふと思った。地域や活動内容は違えど、ワークショップに参加する人達は皆、川という共通のものを対象に、その今ある姿を変えようと活動している。同じものに対して何らかの思いを持つ人が、一つの空間に集まっている。この盛り上がりの原点は、そこにあるのかもしれないと思った。

■関連記事:
[Podcast/MPEG4]敗者復活アピール大会 in 「川の日」ワークショップ
第7回「川の日」ワークショップ 個人的レポート
第7回「川の日」ワークショップ パネルギャラリー
第7回「川の日」ワークショップ 二日目
第7回「川の日」ワークショップ 交流懇親会
第7回「川の日」ワークショップ 一次選考
第7回「川の日」ワークショップ 大会概要

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