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2010年10月18日

メディアが「フリー」化していく時代に…

[ 投稿者 : fratdrive ブログ : [ f ]ふらっとどらいぶログ カテゴリー : news ]

かつて「どんどんネットにアップしようぜっ!」と、テキスト、静止画、動画…と、めったやたらとupしていた。5年前ぐらいがピークだったかなと思う。でも最近、出先でカメラを取り出すこと自体が少なくなった。
「ぼくがアップしなくても、たぶん誰かがアップするだろう」と、思うようになっているから。

おけがわ市民花火大会に行ったときも、そう思って、あんまり撮らなかった。唯一のアップがコレ。案の定、ぼくらが見られなかったグランドフィナーレ「市民によるスーパーウルトラスターマイン」も、YouTubeにいろいろアップされてた。


その他、コレとかコレとか。

便利な時代になった。誰かがこうしてアップしてくれるのを、僕らは無料で享受できる。少なくとも、耳目を集める事柄で、簡単に撮れるものなら、わざわざ自分で撮る必要はなくなった。

温泉とかラーメンなんかも定番。先日とある温泉に行ってきた。いい温泉だった。のんびり浸かっていると、別の男性が入ってきて、わりかしさっさと入浴をすませて先に出た。続けてぼくが出て、更衣室で体をふいていると、効能とかの表記をケータイで撮っている。子どもたちが上がってきて、浴室がカラになったら、こんどは浴室もパシャリ。その後、無人になった女風呂でずいぶん熱心に撮影をしていたみたい。男風呂では僕らに気を遣ったんだろう。…だったら僕らが出るまで待ってればいいのに。
ほぼ間違いなく、彼は「ブロガー」であり、誰に頼まれたのでもなく、みずからの喜びのために、せっせと自腹取材旅行を買って出てくれているのだ。

これまで「フリー」といったら、(ぼくもそうだけど)組織に所属しない「フリーランス」という意味だったけど、これからは、無料で取材に精を出す「フリー」の取材記者という存在と価値が、ますます大きくなっていくかもしれない。もとが素人だから、クオリティとモラルについては改善の余地がだいぶあるけど、いずれ切磋琢磨、自然淘汰のなかでそれも整備されていくと思う。つまり、これからは、現場取材のかなりの部分を、そうしたいわば「ボランティア記者」が担うようになっていく。しかも、彼らは現場取材からコンテンツの編集構成、そして公開までを一貫して行うし、そうした記事をあちこちから拾い上げて1つのサイトに再構成する、雑誌の編集者や新聞のデスク的な役割をやはりボランティアで担う人も、すでにネットのあちこちにいる。

…という驚愕の時代に、いわゆるプロはどうしたらいいだろうか?

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