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2007年10月02日

モンスターペアレントは学校だけじゃない?

[ 投稿者 : fratdrive ブログ : [ f ]ふらっとどらいぶログ カテゴリー : news ]

担任を代えろと迫るほどのことか。これが「モンスターペアレント」というやつか。それだけ日本は平和ということか。
東金市立城西小学校が6月、40歳代の男性教諭を「女子児童が着替えを行う中、教室でパソコンによる事務作業を続けた」として6年生の担任を学期途中で外していたことが27日、分かった。一部児童の保護者の要請に基づく措置というが、もともと女子児童は別の教室で着替える決まりになっていただけに、関係者の間からは教諭への同情の声も上がっている。
市教委などによると、同校では体育の授業に伴う着替えについて、6年生は男子児童が自分の教室で、女子児童は家庭科準備室で行うよう指導している。この教諭は今年4月から5月にかけて数回、体育の授業を控えた休み時間に自ら担任を受け持つ教室にとどまり、パソコン作業などを続けた。この際教室では男子児童のほかに、自宅から上着の下に体操服を着用してきた女子児童数人が教室後方の机の陰で“着替え”を行ったという。
保護者から学年主任に相談があり、男性教諭は5月22日に受け持ちの児童に、また同26日には保護者に対し「迷惑をかけ申し訳ない」と謝罪した。この際、保護者の間から「担任を代えてほしい」という意見が出たため、嶋田校長が市教委と協議して6月1日付で担任を外した。
嶋田校長は「着替えといっても上着を脱いで下に着てきた体操服になっただけ。教諭も女子児童も互いに気にはしていなかったのではないか」とする一方で、配置換えの判断について「その後の授業ぶりを見て、児童や保護者の信頼を取り戻すのは難しいと判断した」と説明する。
〜女子着替え中教室で事務 男性教諭担任外す…東金の小学校(読売新聞千葉版9月28日)
これだけだったら、これだけなんですが。

「大事なうちの子に何するのよ!」

じゃ、次のニュースはどうでしょうか。
大都市を中心に問題化している、救急車をタクシー代わりに呼ぶケースが、県内でも徐々に増えている。これまで、重症者の搬送が遅れるなど業務に支障を来すトラブルは起きていないものの、そうした事態を未然に防ごうと、甲府地区消防本部などは救急車の適正利用を呼びかけるPR活動の実施を検討している。
最も119番通報が多いのは、4市町、約30万人を管轄する甲府地区消防本部。昨年は1万1581件の救急車出動があったが、半数を超える5801件が、明らかに軽症とみられる患者だった。同本部によると、軽症者の中でも、幼児が急に熱を出してあわてた母親、などのケースが大半を占める一方で、〈1〉自分で通報した高齢の女性が、入院用の荷物をまとめて自宅の前で待っていた〈2〉救急車を呼ぶと大きな病院で早く診てもらえるから、と話す軽症者がいた――などの身勝手なケースも目立つようになってきたという。
〜増える「救急車が“タクシー”」 消防 適正利用呼びかけ(読売新聞山梨版9月29日)
…「救急車をタクシー代わりに呼ぶ」というと、記事に例示された「身勝手なケース」みたいな感じを連想するんだけど、じっさいには、「幼児が急に熱を出してあわてた母親、などのケース」が多いようだ。

これを、「わが子が急に熱を出しただけで救急車を呼ぶ母親が増えている」と仮定すると、「タクシー代わり」というのとはちょっと様相の違った話になる。

「わが子の一大事なんだから救急車呼んでどこが悪いのよ!」

もうひとつ。朝日新聞9月21日版の声の欄に載った「見知らぬ男が勝手に娘写す」という投書。横浜市に住む33歳の女性より。一部抜粋。
私は3人の子どもを連れ、東京・世田谷の秋祭りに出かけた。私は親類らと話をしており、3歳の娘から目を離した。浴衣姿の娘は1分ほどで戻ってきたが、「ひげもじゃの人が写真を撮ってくれたよ」。そして、「下を向いて顔はあげなかった」という。それにしても、見知らぬ男が娘の写真を勝手に撮るとは許せない。
地元の警察に電話をした。「撮影だけでは犯罪にならない」という。その男の風体すら聞いてくれなかった。「人を見た目で判断してはいけない」からだそうだ。
05年から子どもを狙った性犯罪者が出所すれば地元警察が監視する制度が始まったはずだ。対象者かどうかを確認するのは最低限の務めではないか。
また、逃げることさえ知らない子どもが守られず、非常識な撮影者が制限されないとはおかしな話だ。
これはちょっと難しい。かなり感情的に書かれているので何に怒っているのかがよくわからなくて何度も読み返した。つい「ひげもじゃ」に惑わされそうになるが、怒っているのはどうやら、「見知らぬ男が娘の写真を勝手に撮る」ことであり、勝手に撮る行為じたいを、「非常識で制限すべきこと」だと主張しているみたい。

たしかに、傍若無人なカメラマンにはムカつくことが多い。視線には重力の法則があることに無自覚なカメラマンは多い(プロアマ問わず)。祭りの雑景としてではなく1人を寄りで撮るなら、昔はいざ知らず今なら事前に承諾をとるべきだろう。

でも、それにしても怒りすぎ。

「大事なうちの子の写真を勝手に撮らないでよ!」

彼ら(というかたぶん彼女ら)の心情には共通点が感じられる。モンスターペアレントっていうよりモンスターママっていったほうがしっくりくる。そしてモンスターママはいまや、いたるところに出没している(…かも?)。以前、「無責任な消費者」という表現にこだわってた時期があったのですが、モンスターママのふるまいはまさに神様のごとく。「お客様は神様です」の、神様。自己ははたしていつまで膨張を続けるのだろうか。いつまでも?

(…話まとまらず尻切れトンボ:*o*:

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ブログ de なんで屋 @東京
どうするモンスターペアレント?: 大井町露店で大学院生から聞かれたお題。友人に教員志望のヤツがいるのだが、志望理由は、安定しているからなのだそうだ。そんな気持ちで教員が勤まるのか?と疑問に思い、聞いてみたかったらしい。安定志向の教師はモンスターペアレントに立ち向かえるか?
2007/12/03 10:10
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