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2005年07月21日

ぺろを偲ぶ一日

[ 投稿者 : fratdrive ブログ : [ f ]ふらっとどらいぶログ カテゴリー : fratdrive日記 ]

今日は、飼い猫だったぺろの命日。死んだのが4年前、2001年の今日早朝。
こないだ古いネガを見つけてスキャンしたのを載せます。1993年9月30日撮影。当時の推定年齢約2歳。若い!



こちらは1993年9月25日撮影。

ぺろはもともと捨て猫なんだけど、ある寒い冬の日に、かわいそうだからと思って家に入れたらそのまま居ついてしまった。名前の由来は、出した牛乳を「ぺろっ」と飲んでしまったから。たぶんウチに来たのが1992年冬だから、この写真の時はまだ1年経ってないなあ。

ぼくによくなついた猫でした。以前住んでた家では、ぼくが帰ってくるまでどんなに遅くても家に入らず、ぼくが帰ってくると、どこからともなく帰ってきて、「入れろー」と鳴いてました。家に入るたびに足を拭いてやったものです。

忘れられないのは、最初の引越しのとき。前の飼い主には引越し時に捨てられたらしく、ぼくらが引越しの荷造りをしてるとそわそわして落ち着かない。また捨てられると思ったんでしょう。新しい家に連れてって、最初は慣れるまでと思って、押入れの前にヒモつきの首輪つけておいたら、押入れに逃げ込んでしまった。押入れの中を見ると、ぺろが笑ってた。いや、ほんとに笑ってたんです。猫が笑うのを見たのは、この時だけ。うれしかったんでしょう。

子どもの面倒も、よく見てもらった。最初の子が生まれたときは、猫に食われるとか、親にさんざん脅されましたが、全然問題なし。気立てがいいっていうか、聡明っていうか、絶対手を出さないし、当然、爪も歯も立てないし、適当な距離でぱたぱたと長い尻尾を振ったりして、あしらいが上手かった。とくに長男が小さい頃はよく見てもらった。夜鳴きのときは一緒に起きてそばにいてくれたりとか。

避妊手術済みの雌猫だったせいか、猫社会ではちょっと肩身が狭くて苦労したかもしれないけど、うちにはすっかり当たり前のように溶け込んで暮らしてた。

ある時、どうも他の猫と派手な喧嘩をして負けてしまったようで、背中にたくさん傷を負って帰って来た。病院で診てもらったら、傷口だけじゃなくて、皮の下もやられてたってことで、さすがに心配したけど、無事に回復した。

でもたぶん、その後からかな、だんだん衰弱してしまって。最初は貧血って診断だったと思う。で、口が臭くって、診てもらったら、歯ぐきとかが弱ってて、たしか出血とかしてて、食べるのも辛い状態で。それから闘病生活。しょっちゅう病院に通って。

口内炎もひどかったけど、どうも脊髄が駄目になっちゃったみたいで、新しい血が作られないようになっちゃって。一度、輸血をして回復したんだけど、長続きしなくて。上品な猫だったのに、顔のあちこちに臭いよだれをつけた、薄汚い婆さん猫みたいになっちゃって。夜は臭かったけど、一緒に布団で寝て。ぼくが寝るときにやってくるから、タオルを1枚敷いたうえで、腕枕とかしてやって。

だんだん高いところに飛べなくなって。食べ物も、ドライが駄目でウェットにして、それでもなかなか痛くて食べられないから、どんどん高級でうまそうな猫缶を買ってきて。好きなかつおぶしを山ほどかけたりとか、やれることはなんでもやった。

やがて自分で食べられなくなって、水で溶いたものをスポイトで食べさせて。動けなくなって、排泄もできなくなったから、猫用のオムツをつけてやって。プライドの高い、きれい好きの猫だったから、辛かったと思う。ぼくの仕事部屋から一歩も出られなくて、24時間エアコンつけっぱなしにして。

最後は、夜中にスポイトでご飯をあげて、ぼくは寝て。朝、次男坊が「ぺろが動かない」と言いにきて、行ったら、もう硬くなってた。

闘病生活、1年。推定年齢約10歳。最後のごちそうは、死ぬ10日前に食べた、ししゃも3匹でした。だから毎年この日は、ししゃもを食べてぺろを偲びます。ぺろが天国で腹いっぱい食べ、風に吹かれて気持ちよく昼寝できますように。

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コメント

今年も、家族全員でししゃもを食べて、ぺろを偲びました。何年経っても、忘れないからね、ぺろ。
posted by fratdrive at 2006-07-22 00:27:25

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