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2008年12月26日

出口は必ずある。目の前にないと見えないだけ。

[ 投稿者 : fratdrive ブログ : [ f ]ふらっとどらいぶログ カテゴリー : fratdrive日記 ]

NHKの「世直しバラエティー カンゴロンゴ」にレギュラー出演している宋文洲氏のメルマガから。
世の中がもっと悪くなるとの予想が多い中、私は今年の新年ほど希望が持てる新年はないと思います。なぜならばそもそも希望とは悪いことが多い時に使う言葉だからです。これほどの悪い年が100年ぶりであれば、新年への希望も100年ぶりのものになるのです。
文化大革命は私の家族にとって不況の何倍も勝る不幸でした。私の母がいつも「この暗いトンネルに出口はない」と喘ぎましたが、父は必ず「出口は必ずある。目の前にないと見えないだけ」と言いました。
[ 100年ぶりの希望 - 宋文洲のメルマガの「読者広場」 ]


トヨタの赤字予想が伝えられるご時世。ぼくも含め、厳しい年末を迎えているひとは多いと思う。でも希望はある。見えない出口が必ずある。これで世界が終わるわけじゃないから。
日本の自動車メーカーも世界的な景気後退の波にのまれ総崩れの様相を見せ始めた。
と、朝日新聞は書く。そうかもしれない。でも、販売減とはいうがこのまま永遠に減少し続けるわけではないだろう。世界人口の増加基調は変わらないわけだし。底は必ずある。絶望したりパニックに陥っているだけでは前に進めない。

ただ、自動車を基幹産業とする構造は20世紀的でもはや時代遅れ。世界の人口の半数以上が都市部に住んでいる(たぶん)。限界集落が過疎地で問題になっているが、効率化の観点からおそらくライフラインの集約が進み、都市部のいわゆるコンパクトシティー化が進むだろう。イオンをはじめとする巨大ショッピングモール全盛は終わり、駅前商店街の時代が復活する(いまとは違う形だと思うけど)。都市間交通は鉄道で、都市内交通は道路でと役割を分ければ、いわゆるシティコミューターが今後の本命(すでに世界各国で、電動3輪などのシティコミューターの開発が行われている)。豊かさの象徴としてのクルマは少なくとも日本ではすでに終わっている。ロングツーリングでも疲れない乗り心地など、スーパーのレジ袋に等しく過剰包装的とさえ言える。

トヨタバブル崩壊については去年9月にすでに書いた。結果的には予想通り。地元メディアをはじめ、やいのやいのと「世界一」トヨタを囃し立てたメディアも問題。
トヨタのお膝元はすでに空洞化している。つまり根幹が崩壊したトヨタはすでに死んでいるのではないか。となると、トヨタに支えられた名古屋経済もアウト。バブルはやがてはじける。
[ [仮説]名古屋バブルとニューカマーの関係 ]
これからの日本、ロボットやセンシングなどのハイテク技術に特化していったらどうか。携帯電話のバイブレーター用モーターもラジコンなどにも転用され素晴らしい。また、多様性に満ちた歴史ある日本列島は、文化と観光の隠れた宝庫でもある(と思う)。日本が世界に売れるものは、まだまだある。

■追記(2008-12-27 17:28)
日本でもっとも必要でありながら決定的に欠けている経済対策は「希望を感じられるようにすること」なのかもしれない。
[ 日本人は、なぜことのほか自分たちを貧しいと思うのか? - 歌田明弘の『地球村の事件簿』 ]
■関連記事(当サイト内):
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[仮説]名古屋バブルとニューカマーの関係

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