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2008年12月23日

分類されきっちゃってる街(とインターネット)のつまらなさ

[ 投稿者 : fratdrive ブログ : [ f ]ふらっとどらいぶログ カテゴリー : fratdrive日記 ]

糸井重里が渋谷を語るインタビュー記事。あんまし渋谷にというか特定の街に興味なさげな印象だけど、最近の街のつまらなさについては、ぼくも同意。
分類されきっちゃっているという感じは、渋谷に限らずどこの街に行ってもあります。ここはどういう場所、ここはどういう店。俯瞰してエリアに名前を付けられるような、インターネットの地図を見ているみたいな、そういうつまらなさはありますね。もっと歩く速度でキョロキョロしたときに、いちいち不意を突いて何か現れたり、ここは知らないぞという所に行き着いたり、そういうことが、街ってもっとあったような気がするのですが。地面の上を歩いている人も俯瞰で歩いているような、整理・統合・分類、そういうものがみんなできている気がして、そこはつまらないですね。ヌメヌメしていないんですよね。
[ 糸井重里インタビュー - 渋谷文化プロジェクト, via Zopeジャンキー日記 ]


ぼくが上京して渋谷をうろうろしてたのは80年代後半。大学にはあまり行かなくて、とにかく渋谷をうろうろしてた。宇田川町、公園通り、ファイヤーストリート、そして原宿のキャットストリート…。古着屋だとか何だとか。丸井のあたりに、昔ながらの喫茶店があって、赤いビニール地の椅子でちょっと破れてて、営業マンが昼寝してるような。スタバが全盛になって、街はつまらなくなった。

インタビュー続き。
役に立たないのに面白いから「あいつらばかか」って言って「誰が乗るんだよ」って言うと、乗りに来るやつがいて(笑)。だから、やっぱり今あるものは、もうマーケティングだらけなので、好かれないですよね。マーケティングばかり考えているクラスメートいたら、殴りたくなります(笑)。
マーケティングだらけなのは、いまのインターネットも(たとえば「ブロガー座談会 アルファブロガー編(1):ブログで変わった私の人生」)。

テレビは一極集中の大衆メディア。インターネットが出現したとき、衝撃的だったのは、たとえばDune Buggyで遊んでるアメリカ人の個人サイトに直でアクセスできたこと。いまとなっては当たり前になっているけど、直ですよ直。メディア中抜きでつながっちゃうんです。すごいことになったと思ったけど、気がついたらマーケティングに牛耳られて。旧来の一極集中構造がそのまま居座ってしまったかに見える。

街のつまらなさとオーバーラップする。そして、どうもそれは大衆のニーズを素直に反映したらしいものであることは、イオンとかの大型ショッピングモールが林立、駅前商店街がどんどん寂れていることからも窺い知ることができる。

が、そんな時代もそろそろ“Yes, we can change”じゃないかって気も。
こんな萌芽→[末期資本主義を超えるには?]

■関連記事:
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