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2008年12月04日

原材料の魚は多国籍、おまけに従業員の一部は海外研修生(日本の縮図)

[ 投稿者 : fratdrive ブログ : [ f ]ふらっとどらいぶログ カテゴリー : news ]

 食の製造現場には現代の日本が、ぎっしり詰まっている。ベルトコンベヤーを流れる水産加工品は小骨一本残さず調理されていく。原材料の魚は多国籍、おまけに従業員の一部は海外研修生。ここにはニッポンの縮図がある▼浜田市内の水産加工会社を見学していて驚いた。衛生面に万全を期すのは当然にしても念の入った調理というか、加工はどうしたことか。聞けば台所から包丁とまな板が消え、ベルトコンベヤーがまな板代わりになったからだという▼大変な労力を費やしながら、寄ってたかって「食」をつくり出す図は圧巻、エネルギーたるや膨大だ。ところが消費の側はトレーから取り出して簡単にあぶるか、電子レンジでチン。食の裏側に思いをはせることは、まずない▼世界の人口は六十七億人を突破したばかり、いずれ九十億人に迫る。世界中を巻き込んだ穀物相場の暴騰も記憶に生々しく、飽食の時代はやがて終わる。「食べ物がすべて」。そんな時代にどう備える。
[ 食べ物がすべて '08/11/26山陰中央新報 ]


新しい農業技術を開発するのも日本なら、生産と消費を切り離してこうしたシステムを生み出すのもまた日本という気もしないでもない。

生産者にとって「都合のいい女」ならぬ「都合のいい消費者」に成り下がり、日々エサを食わされ満足させられているという気がしないでもない。栄養上の効能に特化したサプリメントなどはまさにエサそのもので、いずれ僕らはSFみたく単に栄養を摂取するだけの惨めな食卓を、しかも家族で囲むでもなく一人で食べ、いずれはそれも惨めに感じなくなるという冗談みたいな存在に進化していくのだろうかと想像するだけで気が重い。

はたして食卓の復権はあるのだろうか?
効率化するときには目的があるわけですよね。例えばより良いものを食べるためとか。ところが、ある時点から効率化すること自体が目的になってしまった。その結果、日本の「食」は「エサ」、「栄養補給材」になりつつある。
[ 特集「食」の現場から 食卓が語る日本の現在 岩村暢子氏 ]
■関連記事:
「アイガモ農法よりカブトエビ農法」の時代が到来する!?
生活習慣は子どもの脳に生理的影響を与えると考えられる。

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