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2008年12月03日

生活習慣は子どもの脳に生理的影響を与えると考えられる。

[ 投稿者 : fratdrive ブログ : [ f ]ふらっとどらいぶログ カテゴリー : fratdrive日記 ]

約2年前の記事だけど状況は今もさほど変わってないのではと。2006.09.24付の朝日新聞社東京朝刊「「早寝早起き」ノススメ 生活習慣と学力深い関係、成績いい子は8〜9時に寝る」より引用。
 家庭での生活習慣と学力の関係が、にわかに脚光を浴びている。「ゆとり教育」のような教育施策よりも影響が大きい、と訴える現場の先生もいる。文部科学省も今年度から、小学校を対象に「早寝早起き朝ご飯」の取り組みを始めた。
 宮崎市で8月に開かれた日本PTA全国研究大会。山口県山陽小野田市の江沢正思教育長が、この春始めた「生活改善・学力向上プロジェクト」を報告した。
 市は5月、市内の全小学生約3700人を対象に学力検査(国語・算数)と知能検査、さらにテレビや睡眠時間、朝食などの生活習慣の3調査をして、クロス集計して相関を調べた。
 すると、テレビ視聴時間は長くなるほど学力テストの成績が下がり、特に5時間超の層は極端に低かった。寝る時間は「午後8〜9時」の学力が最も高く、それ以降は遅い子ほど成績が下がるとの結果が出た。
 それだけでなく、「知能発達」への影響にも注目したのが調査の特徴。江沢教育長は、朝食をいつも食べない層は学力テストだけでなく知能検査の数値もよくないという今回の調査結果を例に挙げ、こう語る。「生活習慣は子どもの脳に生理的影響を与えると考えられる」
まあそうでしょうねという感じですが、これ、子どもに限った話ではなくて、大人も同じなんじゃないでしょうか。

記事引用続きます。
 東京都港区で8月に開かれた「教育夏まつり2006」でも、著名な教師らが「学力向上には家庭での時間管理が第一歩」と、参加した親子に訴えた。
 シンポジウムでは、「よのなか科」で知られる藤原和博・杉並区立和田中校長が「中学生の携帯電話利用は、夜中に2時間個室にこもってショートメールを200通やりとりするような例もまれではない」と語った。
 さらに、テレビや携帯電話に1日3時間費やすと年間では中学校の総授業時間を超えてしまうと指摘。「子どもにテレビやケータイを好き放題に使わせておいて学力の問題を学校などのせいにするのは、ちゃんちゃらおかしい」と強調した。
 藤原氏の後を受けてマイクを握った港区教委の藤井千恵子指導室長も、都教職員研修センターの調査(03年度)から、こんなデータを紹介した。《家族との会話(1回20分以上)頻度について「ほとんどない」と答えた子の割合は、小6から高校生までどの年代でも30%弱と一定している》
 そして、こう語った。「親子の会話は年齢が上がるにつれて減ると予想していたので、意外だった。会話をしていない家庭は、初めからしていないのではないか」。
たしかに、「ちゃんちゃらおかしい」ですね。

いまの子たちのケータイの使い方はこうですからね↓。
Softbank の子は例外で、家に着いた途端彼や友達と通話しっぱなしにする。しゃべらないで、ゴソゴソとか音だけを流してるぽい
[ 最近の女子中学生の携帯の使い方 ]
それと、「会話をしていない家庭は、初めからしていない」っていうのも、さもありなんだけどヤバいっすよ。
 横浜国立大学の高橋勝教授(教育人間学)の話 高度成長期の工業型社会では、学校は将来必要な知識、技能や集団生活の規律を画一的に「教え込む」教育をしていた。地域社会の古い人間関係もまだ残っていた。その頃は、家庭で「自由・自律」で子どもに接することが、自立を励ます有効な手立てとして働いた。
 ところが、現代は家庭の中にまで情報・消費社会の「自己選択モード」が侵入し、子どもたちは家にいても個室でインターネットや携帯電話とつながり、大人と同じ「一人前の消費者」として振る舞う傾向が強まっている。食事もバラバラ、悩みもバラバラ。寝て休むだけのホテルのような家庭も珍しくない。
 消費社会は自己決定や「自己選択」の感覚を肥大化させ、自分の欲求を抑制する他者の感覚が希薄になる。
 この環境のもとで、子どもを単純に「自由」に委ねているだけでは、バランスのとれた他者感覚が養われない恐れがある。そこで、家庭でも学校でも、共同生活の一員であることを子どもに実感させること、親世代の価値観を子どもにしっかり伝えることが必要になる。
 親子がなるべく一緒に食事をし、会話をし、一緒に生活するスタイルを取り戻すこと。そして、家庭に共同生活の機能を回復することが、子どもが学びに集中できるための不可欠の前提になる。
アトム化が進むグローバル社会の最後の砦が、強制的な共同生活の場である家庭や学校だということかな。

ところで他者感覚が希薄になっているのは子どもだけだろうか。正義の暴言を吐き、法の外で人を裁き制裁を加えたがり。世界は私刑化に向かっていないだろうか。「北斗の拳」で描かれたような殺伐とした世界に向かっていないだろうか。

「ありがとう」と「ごめんなさい」を、子どもだけでなく、ぼくらもちゃんと言えるだろうか。

というわけで、山口県山陽小野田市の作成した「学力順、生活習慣ランキング」です(*^_^*)。
◇ベスト3
(1)夜8時から9時までに寝る
(2)家で勉強を2時間以上3時間未満する
(3)学校以外で1カ月に本を10〜12冊読む
◇ワースト3
(1)朝食を毎日食べない
(2)勉強は大切だと思わない
(3)家での勉強時間が0分
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