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2008年08月14日

大量生産されるオーガニック野菜のカラクリ(と、「小農」)

[ 投稿者 : fratdrive ブログ : [ f ]ふらっとどらいぶログ カテゴリー : fratdrive日記 ]

大量生産のオーガニックは環境にやさしくない面もある、らしい。オーガニック野菜が花盛りなアメリカでのお話。
スーパーで大量売りされているオーガニック野菜には虫の食い跡は殆どありません。
・・・・こんなことがありえるのか?
The Omnivore's Dilemmaによれば、オーガニック野菜を大量生産する際の最大の問題点は殺虫剤より除草剤を使えないこと、とある。
オーガニック大量生産の先進地、カリフォルニアでは、土を頻繁にかつ深くまで掘り返すことで雑草が育たないようにするらしい。育てている野菜が生長してトラクターが入らないようになったら、人海戦術で雑草をトーチで焼き切るそうな。そのせいで、土壌内の生態系が破壊される。また、繰り返される掘り返しで、土中の窒素が空中に放出されるため、これを補うために多量の窒素を人為的に加えないといけない。
普通に除草剤を使う農地よりも、盛大に掘り返されることになる。
ちなみに窒素は、チリの鉱山から取れるものが使われており、これはアメリカの規定上「オーガニック野菜に使ってよいもの」となっている。国際的なルールではダメとのこと。
こういうことをして始めて大量生産が可能。少なくとも現状では。カリフォルニアには、160エーカー、65ヘクタールのブロッコリ畑、なるものもあるらしい。北海道の農家一戸当たり耕地面積が17ヘクタールとのことで、その4倍。
こうして、オーガニック野菜が全国チェーンのスーパーにいきわたるわけです。
[ オーガニックは本当に体にいいのか:The Omnivore's Dilemma続き ]
…さすがアメリカ、やること大胆。と、感心ばかりもしていられないですね。

一方、日本には「小農」という考え方があります。いや、アメリカにも多分あるでしょう。いま、どの程度の広がりがあるのかわかりませんが。。。

一昨年、河北新報が「ニッポン開墾」というブログを使った連載記事を公開していました(いまは残念ながらクローズ)。2006年01月22日付の記事で、宮城県丸森町筆甫で「山のなか農園」を営んでいる山本吉昭さんという方をとりあげていた。ここは「小農(小規模な農業)」というコンセプトで、少量・他品種栽培した無農薬野菜をセットで宅配している。
「集約した大規模」ではなく、「小規模が無限に多く」なれば、「農業・農村人口が増える」「失業・ニート対策にも?」「山村環境の維持・保全(有機農業であればなおのこと)」「食料自給率と食育の向上」「国民の食生活だけでなくその生活自体の変容」・・・というように個人から全体(国)へ、産業から生活へ、この国の姿が変わることにつながる可能性もでてきます。
[ link ]
コッチのほうが少なくとも日本にはフィットしてる気が。

PS.ぼく的には「オーガニックという物語性」には興味はナシ。

⇒この記事をふくむカテゴリー [ fratdrive日記 ] もどうぞ。
at 16:50:59 | この記事のURL |


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