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2008年06月21日
情報取材のプロが教える汎用リサーチマニュアル(ver.1)
[ 投稿者 : fratdrive ブログ : [ f ]ふらっとどらいぶログ カテゴリー : メディアリサーチャー日記 ]
「情報取材のプロ」とは、ぼくのことです(*^_^*)。最近、チームを組んでリサーチをする機会があり、経験の少ないメンバーへのマニュアルとして作成したドキュメントを元に作ってみました。趣味から商売まで、情報が必要な際にご活用ください。ざっと書いてみましたが、気がついたところは随時改訂します。なお、リサーチのご用命(有料)はコチラから
。
■■ネットリサーチ系■■
■ネット検索
もっぱら最新動向を知るのに使います。昔の情報はあまりありません。また、情報の信頼性はサイトによって大きく違います。
・個人のホームページ、ブログ…事実もありますが、嘘や勘違いも混ざっていますので、あくまで参考情報にとどめておいたほうが無難。ただし、本名やプロフィールを明示している専門家のサイトには、信頼性の高い貴重な情報が多く含まれていることがあります。
・掲示板…個人サイト同様、嘘や勘違いも混ざっています。虚構のやりとりを楽しむ場と割り切ったほうがよいかもしれません。
・企業や役所、商品・サービス等の公式サイト…おおむね信頼できます。
・新聞社などメディア系の公式サイト…おおむね信頼できます。地方紙サイトも含めて、リサーチリソースとして有用です。ただし読売新聞社YOMIURI ONLINEの発言小町のような投稿サイトもあるので、それは切り離して考えてください。
ネット検索の場合、通常のGoogleネット検索のほか、必要に応じて以下も活用します。
・新聞記事に絞って調べるなら、Googleニュース。
・ブログに絞って調べるなら、ブログ検索。そのほか、Technorati (テクノラティ) 、livedoor ブログ検索、Ask.jp、Yahoo!ブログ検索、gooブログ検索…などいろいろあります。
・掲示板は、やはりまず2ちゃんねる。上記の通り、取扱い注意ですが。女性口コミサイト「ウィメンズパーク」やマンションコミュニティなど、ある分野に特化した掲示板もいろいろあり、実態を知る手がかりとして活用しています。リアルなそこかしこで交わされる井戸端会議程度の信頼性はあると考えています。
・クローズドな掲示板のような意味あいで、mixi(ミクシィ)もときに使えます。ただ、mixiの日記に書かれた内容を(それがたとえ「全体に公開」モードだったとしても)ニュースソースとして使う一部メディアのやりかたには反発を感じます。
・動画ならYouTubeですが、Fooooo、TAGGY、MyTubeなどで他の動画共有サイトを含めて横断検索したほうがいいこともあります。
・静止画なら、まずはGoogle イメージ検索ですが、Flickrや、Zorgなどの写真共有サイトも使えます。
■新聞・雑誌データベース
新聞社サイトでは古い記事は削除されてしまいますし、メディアに露出した情報をおさえるのに新聞データベース(有料)はあいかわらず有用です。
・新聞・雑誌記事横断検索:@niftyデータベースサービス…全国紙はもちろん、地方紙、専門紙、一部雑誌など幅広くカバーしています。ただし日経新聞はありません。
・日経goo…日経新聞の記事をスポットで調べるならここで。基本料金無料(個人の場合)、日経四紙が見出し無料、本文157円/件。
・日経テレコン21:@niftyデータベースサービス…日経記事をいつも検索するならこれで。利用登録に6,300円、月額基本料金3,150円、見出し5.3円/件、本文52.5円/件(いずれも税込)。日経テレコン21より基本料金は安い。
■図書館、新刊、古書など各種データベース
・国立国会図書館 NDL-OPAC…少なくとも国内で入手可能な本や雑誌については、ほぼここにあります。また、ここの雑誌記事索引検索はタイトルだけですが膨大な採録誌から記事を探すことができます。最新号がないのは残念ですが、論文検索などに使えます。国会図書館ではPORTA(国立国会図書館デジタルアーカイブポータル)というのもありますが未研究。
・国立情報学研究所のGeNii(NII学術コンテンツ・ポータル)…論文探しなどに。
・Amazonなどの新刊データベース。ただし、調べるだけなら紀伊国屋で調べたほうが章立てがわかり便利です。
・日本の古本屋…新刊で入手困難な古書はここで探すのが手っ取り早いです。
・Web WHOPLUS(日外アソシエーツ人物・文献情報):@niftyデータベースサービス…場合によっては人物データベースも役に立ちます。
・写真は毎日フォトバンクなど。
・その他の専門データベース…(例)医学論文なら医中誌パーソナルWeb、登記情報なら登記情報提供サービスなど、場合によって。
■その他
・地図ソフト「MapFan.net」…Google マップとかも便利になりましたけど。住所を「都道府県→市町村」と順番に調べていくにはMapFan Webのが便利。
・iタウンページ…エンジェルラインを使ったほうがいい場合も。
■■図書館ほか外回り系■■
ネットでだいたいの情報をおさえ、足りない場合には紙媒体を調べます。
※ぼくの定番ルートは、
・大宅文庫で雑誌記事(京王線八幡山駅)
・新宿紀伊国屋(新宿本店、新宿南店)で新刊書籍等(新宿駅)
・国会図書館で書籍、雑誌、新聞など(永田町駅、国会議事堂前駅)
…この3つです。事前準備さえしっかりしておけば、1日回るだけでざっと情報をおさえられます。
(2008-12-19 08:43追記)
・大宅文庫…雑誌記事を調べるのに使います。ただ、最近は「使えない」場合がけっこうあります。大宅文庫のせいというより、雑誌パワー自体が全体的に低下しているんではないでしょうか。1階の検索コーナーでは手前の全文検索端末を使う方が多いようですが、ノイズが多い場合には奥のDOS的端末で、昔ながらの分類からたどっていくと効率的です。
・国会図書館…当たり前ながらも、国内で流通している書籍、雑誌、新聞のほぼ全てを網羅しています。新聞(全国紙)各社が構築・販売しているデータベースも備え付けられています(確認済は朝日、読売。戦前戦中から記事検索可能)。慣れれば効率的な調べものができます。
※全国紙地方版の記事も、だいたい入手可能なようです。ちょっとややこしいですが。マイクロフィルムは見るのに時間がかかり面倒ですが、新しいものだとコピーがきれいで、いい感じです。(2008-12-19 08:35追記)
・統計図書館…総務省統計局がやっています。ここが持っているのは統計局のデータだけですが、それ以外にも幅広く電話相談に乗ってくれます。
・都立日比谷図書館…雑誌が開架なのでパラパラと見やすい。雑誌でネタ探しをするのに便利な場合があります。
※(日比谷図書館は2009年7月に千代田区に移管されるそうです。先日、ハガキが来ました。2008-12-19 08:36追記)
・都立中央図書館…ときに国会図書館よりも使える場合があります。国会図書館は時間がかかるからと、こちらを愛用しているリサーチャーもいます。
・書店…いまは新宿紀伊国屋(新宿本店、新宿南店)だけでいいんじゃないでしょうか。
・専門図書館、専門書店…『東京ブックマップ』に掲載されてます。場合に応じて使います。
■■いわゆる取材系■■
ネットや紙媒体でも得られない情報は人に聞くしかありません。関係機関や専門家への電話取材もしくは対面取材。『マスコミ電話帳』とかがあると便利かも。
注1:以前につくった取材用リンク集も参考になるかもしれません。
注2:情報取材とは、情報集め・情報探しと同意。テレビの場合はビデオカメラ撮影をともなう「映像取材」もあるので、撮影をともなわない取材のことを「情報取材」とか「リサーチ」とか言っています。
■関連記事:
情報取材のプロが教える「名医の探し方」
そこにさりげなく隠されたウソ
■参考:(2008-12-19 08:30追記)
国会図書館のテーマ別調べ方案内も参考になると思います。
⇒この記事をふくむカテゴリー [ メディアリサーチャー日記 ] もどうぞ。
「情報取材のプロ」とは、ぼくのことです(*^_^*)。最近、チームを組んでリサーチをする機会があり、経験の少ないメンバーへのマニュアルとして作成したドキュメントを元に作ってみました。趣味から商売まで、情報が必要な際にご活用ください。ざっと書いてみましたが、気がついたところは随時改訂します。なお、リサーチのご用命(有料)はコチラから
■■ネットリサーチ系■■
■ネット検索
もっぱら最新動向を知るのに使います。昔の情報はあまりありません。また、情報の信頼性はサイトによって大きく違います。
・個人のホームページ、ブログ…事実もありますが、嘘や勘違いも混ざっていますので、あくまで参考情報にとどめておいたほうが無難。ただし、本名やプロフィールを明示している専門家のサイトには、信頼性の高い貴重な情報が多く含まれていることがあります。
・掲示板…個人サイト同様、嘘や勘違いも混ざっています。虚構のやりとりを楽しむ場と割り切ったほうがよいかもしれません。
・企業や役所、商品・サービス等の公式サイト…おおむね信頼できます。
・新聞社などメディア系の公式サイト…おおむね信頼できます。地方紙サイトも含めて、リサーチリソースとして有用です。ただし読売新聞社YOMIURI ONLINEの発言小町のような投稿サイトもあるので、それは切り離して考えてください。
ネット検索の場合、通常のGoogleネット検索のほか、必要に応じて以下も活用します。
・新聞記事に絞って調べるなら、Googleニュース。
・ブログに絞って調べるなら、ブログ検索。そのほか、Technorati (テクノラティ) 、livedoor ブログ検索、Ask.jp、Yahoo!ブログ検索、gooブログ検索…などいろいろあります。
・掲示板は、やはりまず2ちゃんねる。上記の通り、取扱い注意ですが。女性口コミサイト「ウィメンズパーク」やマンションコミュニティなど、ある分野に特化した掲示板もいろいろあり、実態を知る手がかりとして活用しています。リアルなそこかしこで交わされる井戸端会議程度の信頼性はあると考えています。
・クローズドな掲示板のような意味あいで、mixi(ミクシィ)もときに使えます。ただ、mixiの日記に書かれた内容を(それがたとえ「全体に公開」モードだったとしても)ニュースソースとして使う一部メディアのやりかたには反発を感じます。
・動画ならYouTubeですが、Fooooo、TAGGY、MyTubeなどで他の動画共有サイトを含めて横断検索したほうがいいこともあります。
・静止画なら、まずはGoogle イメージ検索ですが、Flickrや、Zorgなどの写真共有サイトも使えます。
■新聞・雑誌データベース
新聞社サイトでは古い記事は削除されてしまいますし、メディアに露出した情報をおさえるのに新聞データベース(有料)はあいかわらず有用です。
・新聞・雑誌記事横断検索:@niftyデータベースサービス…全国紙はもちろん、地方紙、専門紙、一部雑誌など幅広くカバーしています。ただし日経新聞はありません。
・日経goo…日経新聞の記事をスポットで調べるならここで。基本料金無料(個人の場合)、日経四紙が見出し無料、本文157円/件。
・日経テレコン21:@niftyデータベースサービス…日経記事をいつも検索するならこれで。利用登録に6,300円、月額基本料金3,150円、見出し5.3円/件、本文52.5円/件(いずれも税込)。日経テレコン21より基本料金は安い。
■図書館、新刊、古書など各種データベース
・国立国会図書館 NDL-OPAC…少なくとも国内で入手可能な本や雑誌については、ほぼここにあります。また、ここの雑誌記事索引検索はタイトルだけですが膨大な採録誌から記事を探すことができます。最新号がないのは残念ですが、論文検索などに使えます。国会図書館ではPORTA(国立国会図書館デジタルアーカイブポータル)というのもありますが未研究。
・国立情報学研究所のGeNii(NII学術コンテンツ・ポータル)…論文探しなどに。
・Amazonなどの新刊データベース。ただし、調べるだけなら紀伊国屋で調べたほうが章立てがわかり便利です。
・日本の古本屋…新刊で入手困難な古書はここで探すのが手っ取り早いです。
・Web WHOPLUS(日外アソシエーツ人物・文献情報):@niftyデータベースサービス…場合によっては人物データベースも役に立ちます。
・写真は毎日フォトバンクなど。
・その他の専門データベース…(例)医学論文なら医中誌パーソナルWeb、登記情報なら登記情報提供サービスなど、場合によって。
■その他
・地図ソフト「MapFan.net」…Google マップとかも便利になりましたけど。住所を「都道府県→市町村」と順番に調べていくにはMapFan Webのが便利。
・iタウンページ…エンジェルラインを使ったほうがいい場合も。
■■図書館ほか外回り系■■
ネットでだいたいの情報をおさえ、足りない場合には紙媒体を調べます。
※ぼくの定番ルートは、
・大宅文庫で雑誌記事(京王線八幡山駅)
・新宿紀伊国屋(新宿本店、新宿南店)で新刊書籍等(新宿駅)
・国会図書館で書籍、雑誌、新聞など(永田町駅、国会議事堂前駅)
…この3つです。事前準備さえしっかりしておけば、1日回るだけでざっと情報をおさえられます。
(2008-12-19 08:43追記)
・大宅文庫…雑誌記事を調べるのに使います。ただ、最近は「使えない」場合がけっこうあります。大宅文庫のせいというより、雑誌パワー自体が全体的に低下しているんではないでしょうか。1階の検索コーナーでは手前の全文検索端末を使う方が多いようですが、ノイズが多い場合には奥のDOS的端末で、昔ながらの分類からたどっていくと効率的です。
・国会図書館…当たり前ながらも、国内で流通している書籍、雑誌、新聞のほぼ全てを網羅しています。新聞(全国紙)各社が構築・販売しているデータベースも備え付けられています(確認済は朝日、読売。戦前戦中から記事検索可能)。慣れれば効率的な調べものができます。
※全国紙地方版の記事も、だいたい入手可能なようです。ちょっとややこしいですが。マイクロフィルムは見るのに時間がかかり面倒ですが、新しいものだとコピーがきれいで、いい感じです。(2008-12-19 08:35追記)
・統計図書館…総務省統計局がやっています。ここが持っているのは統計局のデータだけですが、それ以外にも幅広く電話相談に乗ってくれます。
・都立日比谷図書館…雑誌が開架なのでパラパラと見やすい。雑誌でネタ探しをするのに便利な場合があります。
※(日比谷図書館は2009年7月に千代田区に移管されるそうです。先日、ハガキが来ました。2008-12-19 08:36追記)
・都立中央図書館…ときに国会図書館よりも使える場合があります。国会図書館は時間がかかるからと、こちらを愛用しているリサーチャーもいます。
・書店…いまは新宿紀伊国屋(新宿本店、新宿南店)だけでいいんじゃないでしょうか。
・専門図書館、専門書店…『東京ブックマップ』に掲載されてます。場合に応じて使います。
■■いわゆる取材系■■
ネットや紙媒体でも得られない情報は人に聞くしかありません。関係機関や専門家への電話取材もしくは対面取材。『マスコミ電話帳』とかがあると便利かも。
注1:以前につくった取材用リンク集も参考になるかもしれません。
注2:情報取材とは、情報集め・情報探しと同意。テレビの場合はビデオカメラ撮影をともなう「映像取材」もあるので、撮影をともなわない取材のことを「情報取材」とか「リサーチ」とか言っています。
■関連記事:
情報取材のプロが教える「名医の探し方」
そこにさりげなく隠されたウソ
■参考:(2008-12-19 08:30追記)
国会図書館のテーマ別調べ方案内も参考になると思います。
⇒この記事をふくむカテゴリー [ メディアリサーチャー日記 ] もどうぞ。
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