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2006年08月23日

ハイコントラストな世界とは別のモノ。

[ 投稿者 : fratdrive ブログ : [ f ]ふらっとどらいぶログ カテゴリー : fratdrive日記 ]


マスメディアをとおして見た世界(のイメージ)。コントラストを最大限に強くしてみた。


もともとの世界(のイメージ)。

マスメディアはしばしば、現実社会に強い光を当てる。スポットライトが当たった世界と、そうでない世界とに分ける。

いったんスポットライトを浴びるや否や、多くの「取材陣」が殺到、さらに多くの人の目にさらされ、「旬」が過ぎるまでの短い期間、徹底的に消費し尽くされる。そこで描かれるのは、コントラストの強すぎる世界。大衆に届きやすいように加工した、シンプルでわかりやすい世界。

この複雑な世界のすべてを理解することなど誰にもできないから、ぐっと凝縮したエッセンスを飲みやすくして届けてくれるマスメディアは必要な存在だろう。

でも、それだけでは副作用が心配。別のチャンネルがあったほうが健全。

リアルな現実社会はロングテールのなかにこそ潜んでいる。ぼくがここ取材屋ブログで追及していきたいのは、マスメディアが宿命的に欠落させてきた多様性。マイナーネタの重層構造。たぶんそれは、「十人十色」というごとく、各自のこだわり、気になるネタを追うだけで実現できる。

目立たないものに、かすかな光を当ててみよう。花火のような瞬間的フローではなく。

それに、マスメディアが提示するネタに反応するだけでは、たんなるネタの消費者にすぎない。ぼくらはもっと面白いことができると信じたい。

追記by2006年08月28日09:13
ITmediaで、いつもRSSチェックしているメディア・パブが紹介されていた。以下引用。
読者の数や性質、アクセス経路は、記事によって異なるという。例えば、メディア事情に関する堅い話のエントリーにはそれほど多くのアクセスは集まらない。しかし一度アクセスした人がRSSリーダーやソーシャルブックマークに登録してくれることが多く、リピーターを呼び込む。一方で、YouTubeなど旬のネタに関するエントリーはアクセスが多く、その大半をYahoo!検索などの検索エンジンからが占める。だがこういったエントリーの新規読者は、リピーターになる確率が低い。堅い記事が固定客を、旬の記事が大量の“一見さん”を呼び込み、全体のアクセスが伸びていく。
ぼくは地味なネタにこだわりたい。固定客だけが欲しい

「掘り出し系」を得意とするリサーチャーとして、ネタの品質にこだわりたいという気持ちもある。旬のネタに追随することで報道スクラムに加担したくないという気持ちもある。それと、どっかで書いた気もするんだけど、小さな村のよろず屋のような存在になりたいという気持ちもある。商品を売る側・買う側という立場をこえて、互いに支えあうようなコミュニティ。ぼくはそれが21世紀の「ビジネスモデル」の大本命だと思ってる。

〜たしか藤原新也が新聞コラムで書いてなかったっけ。最近のデジカメはコントラストが強すぎるとか何とか。

【追伸】
必要なのは、いま既存メディアが伝えていないことをどう伝えるか、にある。そしてそれは、「正義」や「国家」といった概念を、抽象的な言葉を用いてこねくり回すことではなく、豆腐屋の四季が描いたような、足元の世界とそこから見える社会と世界のありようを活写することだと思う。
「豆腐屋の四季」と市民型ジャーナリズム

…これに激しく同感しましたのでTBさせていただきました。たぶん、このアイテム(エントリー)でも、同じような意味のことをぼくは書いたと思います。

※このアイテムは未完成です。最終更新日:2006/09/19 08:53

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